ツバメチドリ
ふわっと飛ぶ姿が美しい

- 分類
- チドリ目ツバメチドリ科
- 渡り区分
- 夏鳥
- 体長
- 27cm (ヒヨドリよりやや小さい)
- レッドリスト
- 絶滅危惧II類(VU)
ツバメチドリは、夏鳥として沖縄に飛来する旅鳥で、近年では沖縄島や宮古島、石垣島など県内各地で繁殖例も確認されています。もともと全国的には、関東以南の限られた地域で局所的に観察される程度ですが、沖縄では旅鳥として比較的よく渡来しており、伊江島・久米島・津堅島・伊計島・多良間島などでも繁殖の記録が報告されるようになりました。
2025年、沖縄県の南部の畑では40羽以上の群れで滞在していました。
夏には中国やロシアなどで繁殖し、冬になると東南アジアやオーストラリア方面へ南下して越冬。その渡りの途中で沖縄を経由する個体も多いようです。
休耕地に滞在するので繁殖が難しい

ツバメチドリは、草丈が低い乾いた開けた土地を好み、収穫後のサトウキビ畑や埋立地、干潟、飛行場などで集団でいます。県内のツバメチドリのいる場所の多くは、休耕地や埋立地などの人為的に作られた一時的な空間なので、安定して繁殖できる場所ではないのが悲しいところ。

普段は地上でじっとしていることが多いですが、アジサシに似た比較的ゆったりとした羽ばたきで、繁殖地の上空を軽やかに飛びながら昆虫を捕まえます。
ツバメのようなチドリ

ツバメチドリは「チドリ科」の鳥です。尾羽は長く、アルファベットの「V」字状の尾羽や翼がツバメを連想させることからその名前がつきました。
目元から喉にかけて入る黒いラインもカッコよく見えますね。
参考
- 植村慎吾「決定版 見分け方と鳴き声野鳥図鑑350」
- 沖縄県「改訂・沖縄県の絶滅のおそれのある野生生物(レッドデータおきなわ)第3版-動物編-」