ダイサギ
沖縄で見られるのは亜種チュウダイサギかも

- 分類
- ペリカン目サギ科
- 渡り区分
- 冬鳥
- 体長
- 90cm (アオサギよりやや小さい)
- レッドリスト
- 低危険種(LC)


ダイサギは、くちばしや首、足が長く、全身が白い大型のシラサギ類。全長90cmと、その名の通り「大きなサギ」です。
国内で見られるダイサギには夏鳥のチュウダイサギと冬鳥のダイサギの2つの亜種があり、近年は本州以南で越冬するものも増えているそうです。沖縄では夏場にも一部見られるなどほぼ1年中みられますが、繁殖は未確認だそう。
首は長く、S字型に曲がっている点が、よく似たチュウサギやコサギと見分けるポイントのようです。足は全体が薄い黄色で、足全体が黒色なのはチュウサギです。

ダイサギは、水田、干潟、海岸、川辺などに生息し、ゆっくりと歩きながら獲物を探したり、じっと立って待ち伏せて魚やザリガニ、カエルなどを捕食します。時にはカワウが浅瀬に追い込んだ魚を捕らえることもあるそうです。
世界の温帯から熱帯地域に広く分布し、日本でも1970年代以降、個体数が増加傾向にあります。

参考:
上村慎吾「見分け方と鳴き声 野鳥図鑑350」